星槎からのお知らせ

「変化値」を追求する、一味違う星槎のeスポーツ。「eスポーツ×教育」セミナーを開催しました。

カテゴリー:SEISA ニュース

星槎国際帯広 eスポーツゼミが中心となって、北海道・十勝でのeスポーツ普及・大会開催を通した地域活性化や、各小・中・高校でのeスポーツ部創設の支援などを行う「TOKACHI e-sports PROJECT」。

そんな星槎の先生・生徒たちでつくる「TOKACHI e-sports PROJECT」主催によるオンラインセミナーが、2021(令和3)年1月20日(水)、「eスポーツ×教育 〜話題のeスポーツに迫るセミナー」と題して開催されました。

eスポーツを通して生徒と関わり合う先生の立場からの話にはじまり、実際にeスポーツを通して変化し学んだことについて実体験を交えた生徒自らの話など、eスポーツを通した「変化」について熱く言葉が交わされました。

起立性調節障害により、学校に行きたくても行けない日々の中で、ゲームをすることへの罪悪感を抱いていた状態から、星槎に転入してeスポーツゼミを受講することで前向きになれたといったような、自分自身の「変化値」についての発表がありました。また、今度は自分が誰かの背中を押す番になりたいと、eスポーツを通じて不登校支援をする「グリーンフォレスト」というコミュニティを生徒自身が立ち上げ運用しているという、実践報告もありました。

「学校だから行かなければならない」「授業だから出なければならない」などの「ねばならない」に対して、星槎は常に疑問を投げかけ続けてきました。枠を決め、それに子どもたちを当てはめることは簡単です。しかし本来、楽しくなければ学校ではありません。

最初の入り口は何でもあり、多様な切り口があっても良いと考えています。eスポーツでも、スポーツでも、モノづくりでも、調理でも。好きなことをやるために通っていた、気づいたらそこが学校で、気づいたら友人ができていて、気づいたら授業にも出ていた。そして自分のキャリア(生き方)とも向き合っていた。そんな順番こそ星槎は大切にしていきたいと考えています。

人としっかり関わり合うことが、生きるために必要なであることは歴史的にも周知のことです。人と関わるのが怖いから外に出ない、で止まってしまうケースはよくあります。そこで、ただ大事なことだから人と向き合いなさい!というだけでなく、〇〇を通して関わってみよう?など、人との関わりの糸口を探るために、多様な手段やきっかけを考えながら、泥臭く粘り強く子どもたちとしっかり向き合うことこそが、教師をはじめ、大人の役割だと考えています。

星槎はこれからも、「偏差値よりも、圧倒的に変化値」をテーマに、eスポーツをはじめとする「場面作り」「環境作り」を大切にしていきます。