次の100周年を見据え、想いをつなぐ「弱い絆」。第11回星槎全国保護者研修交流会が開催!
カテゴリー:SEISA ニュース
「インターネットで繋がることも大事、でも基本は人と人とのぬくもりのある繋がりでありたい」。日本で唯一の「星槎全国親の会」は、「できる人が できる時に できることを」をモットーに、親同士が繋がり合い、学び合い、笑顔になり、子どもたち、そして学校を支えることを大切にしています。
「保護者研修交流会」は、そのスタート当時は当たり前ではなかったオンライン会議システムを駆使しながら、研修と交流を通して全国が繋がり、10年以上に渡り開催されてきたイベントです。
そして、第11回となる研修交流会が2022(令和4)年3月26日(土)、北海道から沖縄まで、246名がオンラインでつながり、開催されました。
今回は、「『弱い絆』の大切さ 〜補い合いのしなやかな強さ〜」と題し、元WHO医務官であり、星槎大学卓越教授であるスマナ・バルア博士、そして星槎の50年の歴史の中で、48年間を創設者・宮澤保夫のそばで過ごし、自身も卒業生であり卒業生保護者でもある井上一さんによる対談が行われました。
たとえ自身が困難な状況にあっても、「誰かのために」を実践し続けてきたスマナ・バルア 先生は、世界中の人々から親しみを込めて「バブさん」と呼ばれています。 WHOを退官後、たくさんのオファーがある中、なぜ星槎の仲間入りをしたのか?何を星槎で伝えたいのか?など、ユーモアたっぷりに語っていただきました。
“自分の人生を自慢できるように育てたい” そんな熱い想いのもと、人生の最後は、子どもたちと関わる仕事をすべく星槎にやってきたバブさん。ようやく、世界的に「IQ(知能指数)」よりも「EQ(心の知能指数)」の大切さが認められるようになったこの今こそ、星槎が50年以上追求してきた「共感理解力」の大切さをさらに訴えなければいけないと、井上さんは話します。
今後、バブさんと井上さんは、星槎グループ創立者・宮澤会長の希望であった「全国の星槎の子どもたちの中から"バブジュニア”を育て上げる」を実現するために、全国の校舎を行脚する予定です。今回はそのキックオフイベントとなりました。
2022(令和4)年3月21日。星槎は、50周年を迎えました。次の100周年を見据え、まだまだ社会に足りていないことを補うために、星槎の挑戦は続きます。星槎の理念は、親から子へ、子から未来へと継承され、共生社会を実現するものと信じています。