永瀬 裕記

星槎国際高等学校 湘南学習センター 教員
担当科目:保健体育 / サッカー部監督
入社年度:2012年4月

星槎に関わる方たちには
情熱や信念がある方がたくさんいるので、
多くの刺激を受けることができます。

教員になりたいと考えた理由は?
私が中学生のときのことですが、学校生活が不安定になり、大好きだったサッカーも楽しめなくなった時期があります。そのとき、新しく赴任してきた先生と出会ったことで、学校生活が楽しくなり、サッカーでも世代代表に選出されるなど、私の人生が大きく変わりました。私も教員になって、生徒たちに人生が変わるようなきっかけをつくってあげたいという強い思いから教員を希望しました。
SEISAに入社した経緯(理由)は?
前職場である桐蔭学園高校に勤務していた際、知人を通じて出会ったのが星槎国際高等学校 湘南学習センター 男子サッカー専攻の総監督を務める大森酉三郎さんでした。大森さんからさまざまなお話を聞くとともに、星槎グループの宮澤保夫会長の著書『人生を逆転する学校』を読む中で、星槎の理念や取り組み、教育環境などにとても感動しました。私自身が新しいチャレンジをしたいと思ったこと、また星槎を何度か訪れた際に自分の心が大きく動いたことが入社を決意した理由です。
教員として大切にしていることは?
目の前の生徒たちがどうやって輝けるかを一番に考えるようにしています。特にサッカーの指導では、選手一人ひとりの個性に合わせた練習や目標を設定し、選手が自発的に考えるようにしています。また、学校内では生徒たちの変化にいち早く気づくために、一人でも多くの生徒と話をするよう積極的に声がけをしています。
教員として喜びややりがいを感じるときは?
夢や志を抱いて教員となり、情熱で生徒と向き合う日々を送っています。しかし、時には「教員とはなにか?」「私の役目とはなにか?」と考え込み、立ち止まってしまうこともあります。そんな気持ちをふたたびスタートラインに立たせてくれるのは、生徒の成長が見られたときです。この喜びややりがいは何物にも代えがたいものです。また、無限の可能性をもつ子どもたちとともに同じ時間を過ごさせてもらえることも大きな喜びの一つです。
教員生活で思い出に残っているエピソードは?
星槎での教員生活で気づいたことは、私も常に「学び手」であることです。以前は自分の気持ちを一方的に伝えてしまうこともありましたが、生徒たちの成長を見つづけるうちに、私も子どもたちから刺激を受けている、私も子どもたちと一緒に成長しようと思えるようになりました。そういう形で生徒たちと関わりつづけていると、卒業式はいつも感慨深いものがあります。卒業式では涙を流さないほうでしたが、星槎に入ってから毎年卒業式で泣いています。

SEISAの良さとは?
教職員を含め、星槎に関わる方たちには情熱や信念がある方がたくさんいて、多くの刺激を受けられるところです。私自身が成長できた大きな要因です! また、私が勤務している星槎国際高等学校 湘南学習センターはスポーツがもつ楽しさや厳しさ、仲間との信頼関係の必要性など、スポーツを通して柔軟な思考力を育みバランスの取れた人材育成を目指しています。湘南学習センターがスポーツをツールに教育に取り組んでいるように、全国各地の星槎では生徒の個性や特徴に合わせて生きた授業が展開されており、それが星槎の良さだと感じています。
今後の目標は?
生徒一人ひとり、それぞれ個性や特徴があります。一人でも多くの生徒たちを輝かせることができるよう、とにかく目の前の生徒たちと全力で向き合っていきたいと思います。星槎を必要とする生徒たちに最善のサポートをしていきたいと考えています。
SEISAの教員を目指す方へ
「喜びの涙、悲しみの涙を一人で流すのではなく、仲間と共感して、流す涙が、君をすばらしい人間にしてくれる」という宮澤会長の言葉があります。この言葉は、私たち職員にも言えることだと思います。ぜひ自分の情熱を燃やして、将来ある生徒たちと共に未来を創造していきましょう。

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